2014年11月20日

クリスマスは…

今月は地方出張が多く、東京に腰を落ち着けられる時間がなかなか取れません。

そんななか、先日、TBSラジオのスタジオにて、特番の収録に臨みました。
11月23日の午後7時から放送予定の「歌のない歌謡曲 東京モノがたり」。
遠藤泰子さんの素晴らしいナレーションのもと、東京の伝統工芸の世界に迫ります。私は、遠藤さんのアシスタント 兼 コメンテーターといった感じでの出演。職人さんが語る言葉には力がありましたし、かなり面白い番組に仕上がったのではないかと、出演者のひとりとして自負しています。首都圏以外の方も、ぜひパソコンやスマホ経由で、radiko.jpプレミアムを使ってお聴きいただければと思います。

さて、もうひとつご報告です。
拙著が原作のドラマ「途中下車」(NHK総合テレビ)の放送日が発表されました。
12月25日の午後10時からです。放送日が、まさかのクリスマス。原作者として、ただただ嬉しく、ありがたい限りです。
クリスマスの夜、ぜひお楽しみいただければ。

2014年11月3日

そこまで、やるか!?

東京での仕事と、出張仕事を繰り返す毎日です。

今日は、排気量1.5リットルのクリーンディーゼルを搭載したマツダデミオに試乗したのち、今週の講演資料の作成と、明日の地域産品アワードの会議に向けた審査資料の整理をして、羽田空港に向かい、夜は、とある地方のイタリア料理店のオーナーに、ぶっつけ、飛び込みの仕事交渉でした。

こうして仕事をしていて思うこと。
いい仕事を形にしている企業や人物に共通するのは、「びっくり」を提供していることであると、改めて感じます。そこまでしなくてもいいのに、過剰なまでに「ほかにはない何か」を提供する――この時代にヒット商品を生むには、やはりそこがポイントなのですね。

「過剰品質」こそが日本のものづくりのうえで大事、と力説しているのは、1950年代に日本初の純国産Tシャツを発売し、いまも商品の独自性を武器に闘い続ける、久米繊維工業の久米信行さんです。

「その日に築地に揚がる、第一線級の魚だけを仕入れる」を旗印にするのは、遠方からも客を呼ぶ鮮魚店、根津松本の松本秀樹さん。過剰品質にして、びっくりもそこに確実にある。

「そこまで、やるか!?」は、ヒット商品のキーワードであると思います。今日試乗してきたデミオのディーゼルエンジンにしたって、まさにそう。

私自身の仕事も、そうありたいと、肝に銘じているところです。