2014年10月31日

年末間近の仕事

明日から11月です。私にとっては、もう年末突入という感じ。今年売れた商品の総括、あるいは来年の予測などの仕事に携わる機会が増えるからです。

このところの仕事内容をご報告します。

拙著が原作のNHKドラマ「途中下車」は、制作順調とのこと。12月にNHK総合テレビで放送予定です。放送日や時間帯などが決まったら、またお伝えします。

書籍の次回作が決まりました。商品ジャーナリストという肩書で仕事をしている私ですが、前作に続き、次の著作でも、商品のヒット分析や地域おこしの業務とは全く異なる、新たなテーマに挑戦させてもらえることになりました。いま、頑張って執筆中です。来春の刊行を目指しています。

地方での仕事。今年の夏は郷里・富山で「スイカ割り世界大会」を企画立案し、テレビ地上波の全国ネットでも紹介されるほどに話題となりました。やはり郷里で、いま、よそではあまりやらない(やれない?)ようなイベントの準備を進めています。今晩もこれから、その交渉ごとに臨みます。







2014年10月3日

審査委員の務め

今週は、2つのアワードの審査委員を務めました。

どちらも審査結果の発表がまだなので、具体的なところはここに書きませんが、1つはプロダクト全般に関わるアワード、もう1つは生活に密着した商品に関連したアワードでした。

こうしたアワードの審査の場に呼んでもらえるのは、とてもありがたいことです。商品全般の取材を続けてきた経験を活かす場になりますし、また、審査を通して新たな勉強ができますからね。今週の2つの審査、どちらも私にとって有意義な時間となりました。

私は編集者時代、年間のヒット商品ランキングを時間をかけて検討し、発表する立場にありました。そのなかで自然と身に付いた考え方があります。

アワードの審査で必要なこと。

まず、何をもって良しとするのか。新規性なのか、売り上げなのか、商品の質や機能なのか。あるいは話題性なのか。これまで数々の審査委員を務めてきましたが、こういう基本線が、えてしてぶれがちだなあと感じています。ですから、私は必ずここを最初に確認し、審査委員の間でずれを起こさないように努めています。

次に、公平性です。アワードで表彰しようかと検討している商品があるとして、その商品より先に、実は同じような別の商品が他社から出てしまっていないか。また、数多のライバル商品を表彰せずに、他ならぬこの商品を表彰する理由は何なのか。こうした点を曖昧にしたまま表彰する商品を選ぶと、アワードの価値自体に傷をつけることになります。

最後に大事なのは「景色」を確認することであると、私は思います。表彰対象となった商品なりランキングなりの全体像を眺める作業。「今年の景色」をしっかりと反映しているか、何か大事なものを見落としていないかを、この目で確認するのです。これが締めくくりの大切な仕事です。

2014年10月2日

緊張の内定式

昨日は10月1日。たくさんの企業で、新卒採用者の内定式が催された日でした。

私も内定式に参加しました。あるメーカーの研修講師として、です。
内定証書を授与された後の1時間が、私が受け持った講義の時間だったそうです。みなさん、真剣なまなざしで話を聴いてくれて、講師冥利に尽きました。
話の内容は、ざっくりと言うと、社会人になるにあたって、何を使ってどのように学んでいくかというもの。過去にもこうした研修の講師を務めたことがありますが、10月1日の内定式当日に、というのは初めてのことで、私まで、なんだか緊張してしまいました。
来春の新社会人たちがこれから大いに活躍できるよう、祈っています。