2014年11月3日

そこまで、やるか!?

東京での仕事と、出張仕事を繰り返す毎日です。

今日は、排気量1.5リットルのクリーンディーゼルを搭載したマツダデミオに試乗したのち、今週の講演資料の作成と、明日の地域産品アワードの会議に向けた審査資料の整理をして、羽田空港に向かい、夜は、とある地方のイタリア料理店のオーナーに、ぶっつけ、飛び込みの仕事交渉でした。

こうして仕事をしていて思うこと。
いい仕事を形にしている企業や人物に共通するのは、「びっくり」を提供していることであると、改めて感じます。そこまでしなくてもいいのに、過剰なまでに「ほかにはない何か」を提供する――この時代にヒット商品を生むには、やはりそこがポイントなのですね。

「過剰品質」こそが日本のものづくりのうえで大事、と力説しているのは、1950年代に日本初の純国産Tシャツを発売し、いまも商品の独自性を武器に闘い続ける、久米繊維工業の久米信行さんです。

「その日に築地に揚がる、第一線級の魚だけを仕入れる」を旗印にするのは、遠方からも客を呼ぶ鮮魚店、根津松本の松本秀樹さん。過剰品質にして、びっくりもそこに確実にある。

「そこまで、やるか!?」は、ヒット商品のキーワードであると思います。今日試乗してきたデミオのディーゼルエンジンにしたって、まさにそう。

私自身の仕事も、そうありたいと、肝に銘じているところです。