2014年4月23日

人に響く土産物

先週後半から今週にかけ、福井→富山→鹿児島→福岡と出張。

鹿児島では、いくつもの特産品開発をめぐる取材をしてきました。
勉強になることがたくさんありましたが、ちいさな港の漁協長の話がとりわけ印象的でした。

人に響く土産物を作るには――
1・地元にもともとあるもののなかから
2・まだ手を付けていないものを選び取り
3・しかも、よそにない商品を作り出す

漁協の世界でいうと、こういうことだそうです。
たとえば値段が安くしかつかないものだから、獲る漁師も買う卸業者も、存在を無視している魚種があるとする。でも、使いよう=加工のしかたによっては、価値を生む可能性がある。

私は常々、「とってつけたような、厚化粧で急ごしらえの新商品を開発するのではなく、足許の宝物に注目しましょう」と話しています。漁協長の言葉に、私は強くうなづきました。


2014年4月14日

踊ってみた

YouTubeやニコニコ動画の「踊ってみた」の世界で、再生回数46万回を超える人気の踊り手がいます。

その名は、ぶらっくすわん。私の郷里・富山に在住する高校生です。

屋内での撮影が多い「踊ってみた」にあって、彼女の動画は、外での撮影。

郷里の美しい景色を上手に切り取った、透明感あふれる動画であることが特徴です。彼女のダンスと可憐な姿が人気の最大の理由であることは言うまでもありません。

そんな彼女のテレビ初出演の場に、コメンテーター 兼 インタビュアーとして立ち会えたのは光栄でした。

私が特に評価している動画は、次のふたつです。

https://www.youtube.com/watch?v=lblUEOCy9ek
https://www.youtube.com/watch?v=HX1VeXYdDxg


2014年4月8日

新番組レギュラー

郷里・富山での新番組が始まりました。毎週土曜に帰省して、スタジオ生出演します。富山テレビ放送の「富山いかが de SHOW」。

こういう番組、ずっとやりたかったのです。富山には来春、北陸新幹線が開通するのですが、遠くからの観光客やビジネス客を迎える県内の人々が、ではどれだけ地元のことを語れ、アピールできるかといえば、心許ないのが現実。ならば、毎週さまざま調べて、テレビ番組でやっちゃいましょう、という狙いです。

ハイキングウォーキングの松田洋昌さんが、毎週、他の都道府県に出かけて生中継。富山をアピールするというコーナーもあります。松田さんも、富山出身なんです(実は私と、中学校の先輩後輩の関係でもあります)。

毎週、全国各地に出張して、地域発の魅力ある商品を取材している私ですが、今月からは、土曜は必ず富山に帰るという生活になります。





2014年4月4日

外税表示は正解?

TOKYO FMの朝の番組「クロノス」に電話生出演。消費増税をめぐる動きについてコメントしました。全国ネットの人気番組ですから、聴いてくださった方は多かったかもしれませんね。

4月1日以降、最も気になったのは、消費者が日常的に利用する場であるスーパーマーケットでの外税表示(税抜き価格での表示)です。

税率が5%から8%に上昇したことは、多くの消費者が認識済みです。ただ、外税表示だと、買い物カゴに商品を入れている段階では税率上昇を意識しないままですよね。うっかりしていたら、以前の総額表示だったときの感覚で、カゴに商品を放り込むかもしれません。

そして、いざレジで会計をする段になって、増税を実感することになります。しかも、そこで上乗せされるのは、今回の消費増税分というわけではなくて、まるまる8%分が、ずどんと。

これ、消費者心理にどのように作用しますかね。前述したように、消費者の意識のなかで増税がせっかく織り込み済みなのに、と考えるなら、外税表示はかえってマイナスの効果もあるかも。

スーパーマーケットは、1点や2点ではなく、いくつもの商品を買う空間だから、なおさらなのです。しかも毎日のように訪れる場所。さらにいえば、鮮魚や野菜などは、値段が毎日のように上下する商品群です。総額表示のほうが潔いし、消費者の混乱もないように思えるのですが、どうでしょう。外税表示のマイナス面は、増税後の消費行動がひと回りふた回りしたあたりで、ボディブローのように効いてくる気がします。はなから、買い物カゴにモノを入れるのを躊躇してしまう、というふうに。

今朝の「クロノス」では、そんな話をしました。

2014年4月1日

新曲発表です! 

先週末は、郷里で、ご当地アイドル「ビエノロッシ」の新曲記者発表に登壇しました。

なぜ、ご当地アイドルの記者発表に?
新曲のコンセプトワークと作詞を、私が担当したからです。

テーマは「郷里の応援とアピール」。来春、北陸新幹線が開業します。それを見越しての楽曲制作です。

10代の子が歌う王道の恋愛ソングに見せかけて、歌詞のなかに富山のアイテムを25以上、そっと織り込むという中身にしました。方言を入れ込んだり、特産品の名を連呼したり、は一切なし。そんなことしたら、アイドルの楽曲としての発展性がありませんからね。

歌詞の内容。「クラスでめだたない私(=富山県)が、遠くから駈けてくる君(=県外からの客)に、勇気を振り絞って『私のところで立ち止まって』と声にする。でも、君は派手めの子(=石川県)が好きだから……」

作曲は鉄道メロディの巨匠、塩塚博さん。新幹線開通に向けての楽曲プロジェクトですから、駅メロのカリスマとして広く知られる塩塚さんに作曲依頼するのがいちばん、という思いからです。

記者発表、それに続くライブ。ともに盛り上がって、ほっとしました。