2015年5月7日

映像Pの仕事

子どもたちの挑戦を、町工場のおじさんが受けて立つ!

昨日、今日と、東大阪に入っています。東大阪ブランド推進機構が催すプロジェクト「だれかのために考えた発明品」の手伝いをしています。

どんなプロジェクトか。
地元小学生が「発明品」をイラストに描いて応募。
最優秀作に輝いた発明品を、ものづくりの街である東大阪の工場で、実際に作ってしまおう、という話です。

いま、その審査会の現場にいます。応募者は230人にのぼりました。審査はかなり白熱していますね。

私の役目は、このプロジェクトの過程を映像化すること。
町工場のおじさんたちが受けて立ち、実際に製作して、応募した子どもに手渡すまでを追います。

東大阪のものづくりの強みは、「設計図のないものも、作ってしまえる」こと。まさに今回のプロジェクトに、そうした強みは、間違いなく活かせるはずです。

考えてみれば、映像関連のプロデュース業務は初めてのことです。腕利きのクリエイターたちが、制作チームに集まりました。きっと面白い映像作品を残せるはず、と確信しています。



2015年5月2日

書籍、新刊出ます

発売日は5月20日です。

amazonでの予約受付が始まっているようなので、もうここでお知らせしても大丈夫かと。拙著、新刊の書名は……。

仕事ができる人は
店での「所作」も美しい

朝日新聞出版からの刊行です。
私は山口瞳さんでも伊集院静さんでも決してありませんから、このお題を担当者からいただいたときには躊躇もありました。でも、飲食店やホテルでの赤っ恥体験だけは人一倍ある人間だからこそ、少し若い人たちに伝えられることがあるだろう、と考えながら原稿を綴りました。

BARでクラシックバカラを割ってしまった翌日にすべきだったこと。
鮨屋で突然、隣のお客から話しかけられて、とっちらかった話。
割烹のカウンター席で、よその客と張り合おうとして、大失敗した夜。
すごく怖い料亭に迷い込んでしまったときに、心得ておけばよかったこと。

そうした話を数々まとめました。

最終章を書き上げた夜に、ある料理屋の暖簾をくぐったのですが、こういう内容の原稿を綴っているくせに、またしても、ある失態をやらかした私です。なにをしでかしたのか、あとがきで正直に書きました。
もしよかったら、お手に取っていただければと思います。

カバー写真は、東京・銀座の「鮨 水谷」。
その撮影は、“巨匠”大高和康さんが引き受けてくれました。