発売日は5月20日です。
amazonでの予約受付が始まっているようなので、もうここでお知らせしても大丈夫かと。拙著、新刊の書名は……。
仕事ができる人は
店での「所作」も美しい
朝日新聞出版からの刊行です。
私は山口瞳さんでも伊集院静さんでも決してありませんから、このお題を担当者からいただいたときには躊躇もありました。でも、飲食店やホテルでの赤っ恥体験だけは人一倍ある人間だからこそ、少し若い人たちに伝えられることがあるだろう、と考えながら原稿を綴りました。
BARでクラシックバカラを割ってしまった翌日にすべきだったこと。
鮨屋で突然、隣のお客から話しかけられて、とっちらかった話。
割烹のカウンター席で、よその客と張り合おうとして、大失敗した夜。
すごく怖い料亭に迷い込んでしまったときに、心得ておけばよかったこと。
そうした話を数々まとめました。
最終章を書き上げた夜に、ある料理屋の暖簾をくぐったのですが、こういう内容の原稿を綴っているくせに、またしても、ある失態をやらかした私です。なにをしでかしたのか、あとがきで正直に書きました。
もしよかったら、お手に取っていただければと思います。
カバー写真は、東京・銀座の「鮨 水谷」。
その撮影は、“巨匠”大高和康さんが引き受けてくれました。