昨日は、タカラトミーアーツの取材。
「おかしなフリカケ」から始まった、一連のクッキングトイのマーケティング担当者に、インタビューしてきました。
納豆は424回かき混ぜると最も旨いという分析のもと開発した「魯山人納豆鉢」、既存の他社商品より数千円も高いのにヒットしている「北極流しそうめん」……どれも、まじめなのかふざけているのか分からない商品ばかりです。
インタビューを通して、とりわけ印象に残ったのは、ふたつ。
おもちゃは嗜好品。そうした嗜好品にこそ、「説得力」が必要ということ。それも、短く、端的な言葉で説得できるように心がける。名称ひとつそうですし、狙いどころについてもそうでしょう。
そして、バイヤーに対しては、「いかにも言われそうな話にこそ、積極的に反駁する用意をする」こと。こんな高価格で売れるのか、メンテナンスが面倒そうだ……といった否定的な言葉を、バイヤーは投げかけがちですからね。
マーケティング担当者の話は明快で、かつ、平易でした。同社の商品群の性格そのまま、という感じ。それもまた印象的でした。